皆さん、たいへんお久しぶりです。恋愛・結婚・夫婦カウンセラーの加藤洋一です。
昨年2020年は新型コロナウイルスに始まり、東京オリンピックが中止になったりと、中々凄い年になりましたね。
新型コロナ禍で「コロナ離婚」が激増するのでは!?と巷ではささやかれましたが、結局それほどには離婚に対して影響がなかった様に思うのです。
さて私事ですが、去年はカウンセラー生活12年目でした。そんな節目でもある年に、初めてご夫婦2人でのカウンセリングを2組させていただきました。
実は今までと言いますか、カウンセリングを始めた当初から私は「ご夫婦2人揃って」でのカウンセリングや「ご夫婦一人一人」のカウンセリングはお受けしていませんでした。
もしご夫婦でお受けになる場合は、どちらか一方の方は私が担当させて頂いて、もう一方の方は他のカウンセラーさんへ通って頂く事を前提にお話しさせて頂いていました。
ここでは詳しく書きませんが、私がカウンセラーの勉強をしていた際この方法を取るように習ったのです。当時の私はカウンセラー駆け出しの新米でしたので、疑問はありましたがそれが習った時の基本と言われれば、基本通りにしようと思って今まで来たのです。
しかし昨年は、そんな私のカウンセラーとしての基本姿勢を崩しにかかるかのごとく「ご夫婦2人揃って」での夫婦カウンセリング希望依頼が続いたのです^_^;
私は内心(どうしよ~(;゚ロ゚))(基本的にはやらないほうが良いのだけど(>_<))と、心の中で葛藤しましたが、せっかくのご依頼でもあるので(そういう流れならやってみよう!)と思い、夫婦ご一緒でのカウンセリングを行いました。
が・・・やっぱり上手くいきませんでした。ご夫婦は(おそらく普段通りの調子で)口論になるし、私も口論の傍観者にならざるを得ず、結果的にカウンセラーとしての役割を何一つ果たせずじまいでした。
私は(何で上手く行かなかったのだろう・・・)(もっと良い解決方法があったのでは・・・)とカウンセリング後も悩むことが続き、いまだに結論は出ていません。
まさに「夫婦二人一緒にはカウンセリングしない方が良い」と言う基本中の基本の洗礼を受けた、そんな思いです。
皆さんも良く「夫婦喧嘩は犬も喰わない」と言うことわざを聞いた事があるかと思います。それは「夫婦なんてじきに仲直りするから、他人が仲裁に入るのは愚かなことであるというたとえ」だったり「夫婦喧嘩はしばしばつまらない原因であったり、一時的なものであったりする」という意味合いの言葉です。
確かに目の前で夫婦喧嘩をされてしまってはカウンセラーもお手上げです。上手くいく可能性のあるものも上手くいかなくなるよな~と、しみじみ身に染みた体験でした。
『でも、またご新規で夫婦一緒での依頼が来たらお受けするんでしょう?』と妻に問われたので、
『そうだね。夫婦同時のカウンセリングをお勧めしない理由をひと通りご説明して、それでも一緒に受けたい!というご希望があればお受けしますよ』と答えました。
このブログを読んで夫婦同時カウンセリングを受けてみたいという方がいらっしゃいましたら、もう一度よくご検討いただいたうえでご連絡ください。
カウンセリングに関するご質問なども随時お待ちしております。